8月22日の日記
仕事の終わりに、ずいぶん久しぶりに会社の人と飲みに行った。
集まったのは同じチームのごく限られたメンバーのみだった。
概ねくだらない話と、忙しさへの不満、上司の愚痴を言い合ってガス抜きをする一般的な飲み会だった。
明日には話したことを全て忘れていると思う。
そこで、恋愛遍歴というかこれまで付き合った経験の話を流れで聞かれたのだが、私は異性と全然付き合ったことがないので、何もないですね、とありのまま返したらみんなを困らせてしまった。
普通に取り繕えばよかったのだろうが、そういう想像力があるなら既に過去に付き合えていると思うし、そもそも話題を振って良い対象だと思われていたのが意外だった。
私は思ったより一般的な人間に擬態しているのだろうか。内実全くそんなことないのだけど、社会でやっていくために上手く繕おうと善処はしている。
しまいには、既婚の上司に「私も結婚できたのは運が良かっただけで......」などとフォローさせてしまい、だいぶ妙な空気になった。
そういえば、行きがけに普段利用している駐輪場が一時閉鎖していることに突然気がついて、別の駐輪場を探して自転車を停めに行ったので飲み会に到着するのが結構遅くなってしまった。
今の所こういうミスを許されながら日々生きているが、歳をとって許してくれなくなった時に、大丈夫なのだろうか?と最近考える。
いつか若者に忌避される失礼な老人になって、愛想を尽かされるのではないか、と。