15度の夜
スリ......スス......スーーーーーーコガン!(ダウンの上に置いたスマホが滑り落ちる)
サイトを色々といじってみた。大きくはサムネイルというか、ゲームの一覧に画像が出るようにしたことと、Xへのブログ投稿で画像とタイトルが出るようにしたことだ。少しずつだが確かにまともになっていっている。
今週末はレンタルスペースを借りて作業をしてみた。これは......とてもイイ!スペースとしては一蘭の食べるところくらいのものだが、邪念に邪魔されることなく作業がポンポンと進む。家とは環境が異なるので、明確にリモートワークの仕事と区別でき精神衛生もいい。こういう作業をもくもくと進めるのは行為としてはもはや瞑想に近く、自分にとって必要だなと実感する。側からみると土日に自習室に来ている成人男性ということなので、かなり意味不明なのだが、進捗と精神に必要なのだからやるしかない。いつか大金持ちになったら専用の自習室を買いたい。
友達と「初心者にオススメするなら何のアニメを進めるべきか」という議論をかなり長い時間やっていた。こんなに面白いトークテーマってないな。
自分からアニメを見たいと言ってくれる人には、せっかくなので深夜アニメの入り口になるものを勧めたいなと思っていて、「小林さんちのメイドラゴン」が良いんじゃないかという話になった。初めて能を見る人がその文脈が分からずに退屈になってしまうように(絶対に良い例じゃない)、100%のKAWAIIアニメってよく分からないと思うんだよな。実際私はそうだった。なので、「KAWAIIありつつ、話の進む軸(異種間のコミュニケーション)が分かりやすい」というところで、メイドラゴンが掛け湯の役割を果たせるのではないか、という話をした。その後はうらら迷路帖みたいな方向に進んでも、のんのんびよりみたいな方向に進んでも、良い!人には人の深夜アニメ。
ジャンル別でも色々と議論は白熱した。異世界ならノゲノラかなあ、ギャグなら日常かなあ、など。「とりあえず聞かれたけど、別に特別アニメを見たいと思ってない(話を振ってみただけの)人を納得させて話を終わらせるためのアニメ」、はPSYCHO-PASSで一致した。
アニメに限らずオススメを聞かれた時に個人的に気をつけているのが、「オレ、またなんかやっちゃいました?」をやらないことだ。通向けの作品を紹介して自分のセンスの高さをひけらかそうとするのは、無意識でも意識的でもしっかり悪徳だと思う。聞いてる方からしたら、いやシンプルな面白いもの教えてくれよ、てなものだ。頭の中のオタクがどんなにピンポンを推しても、話を聞いてはいけない。
最近は夜が涼しくていい。こんな話ばかりしているのは風呂上がりに散歩をする癖があるからだ。金曜の夜は本当に気温がピタリ賞という塩梅で、15度くらいかな、とスマホを見たら本当にそうだった。だんだん絶対温度感を身につけつつある。
その散歩の時に来ているパーカーが、リ◯ルートのイベントでもらったものでロゴが胸に入っている。特にこれまで気にしていなかったのだが、友達の家でパジャマで着た時に奥さんから「リ◯ルートで働いているんですか?すごいですね」と言われた。別に働いていないので、以降本当に恥ずかしい。「人気のある会社ランキング」みたいなものから目を背けて生きてきたので分かってなかったが、自慢しているように見えているのかな。それ以来ジッパーをちょっと開けて、折り返した襟のところでロゴがなるべく隠れるようにして散歩している。